幻聴からくる母の徘徊行動は、いろいろな行動として現れます。今回は、夜に玄関扉を開錠して外に出て、施錠せずに屋内に戻るという非常に厄介な行動として現れました。ことは家の防犯に関わることで、家族の寝不足も溜まるばかりです。母のこの行動の理由とは…。
新たな母のやんちゃ!夜に玄関扉を開錠
夜10時過ぎ、夫が残業で遅くなって帰宅した際、玄関のドアの鍵が開いていたそうです。
鍵が開いていた理由について、夫は、家族の誰かが閉め忘れたぐらいに思っていました。
その日の夜12時頃、家の戸締りを確認するため1階に下りた夫から、また、玄関の鍵が開いているという報告?を受けました。
何か変です。家族がわざわざ玄関の鍵を開ける必要がありません。
母のやんちゃの匂いがします。🧐
母はと両親の寝室を見に行くと、眠っているようです。😴 それも、いびきをかきながら…。
ともかく、今晩はこれで一安心、認知症の人を抱える家族にとって、そんな甘い話はありません。
年寄りはトイレが近いため、夜中に何度か起きるのです。そのとき、また、玄関の鍵を開けられると思うと、気が気でありません。
夫も気が気でなかったのか、夜中に何度か、玄関の鍵を確かめに1階に下りたそうです。
私も気が気でなかったのですが、夜中に目が覚めることなく、気が付けば朝を迎えていました。😓
結局、その日の夜は、トイレに起きた母が玄関の鍵を開けることはなかったのですが、私の嫌な経験上、母の迷惑な行動は、皆勤賞のごとく繰り返されるのが常です。
このままでは、用心が悪いばかりでなく、夫が寝不足となってしまいます。😩
あれっ???私も寝不足に…。💤
母が夜に玄関扉を開錠する理由
翌日の夜遅く、玄関のドアが開けっぱなしになっているので、不審に思い、外を覗くと、母が門扉の前に立っているではありませんか。
そのまま、玄関のドアを閉めて、施錠したい衝動にかられながら、母に尋ねました。
すると、母は、耳を澄して、誰かの声を聞いています。(もちろん、母の幻聴なので、私に聴こえるわけはありません。)
咄嗟についた私の嘘には騙されない、なかなか賢い認知症です。
いくら言っても無駄なので、母を家の中に押し込み、玄関の鍵を掛けました。
しばらくすると、母はまた、玄関の鍵を開けて、外に出て、宅配弁当を待っています。そして、待つことに飽きれば、屋内に戻ってきます。
もちろん、玄関の鍵など掛けるわけもなく…。
門扉と車庫の扉は施錠してあるので、母が外に徘徊に出かけることはないのですが、泥棒さんが家の中に「こんにちは!。」することは大いにあります。😰
玄関扉を開錠する母と施錠する私と夫のいたちごっこは、夜中まで続くのでした。
翌々日の夜、母の中で、宅配弁当はお休みだったのか、今度は、外で子どもが泣いていると言い出し、玄関扉の鍵を開けて外に出ます。
外に出て、誰もいないことを確認すると、屋内に戻るのです。当然、玄関扉の鍵を掛けずに。
そしてまた、外で子どもが泣いていると言い出し…。
母曰く、孫ではなく、知らない子どもが泣いているそうなのですが、宅配弁当と違って、この話は怖すぎます。😱😱😱
次の日は、夫がお休みなので、夜、母が玄関扉を開錠できなくすることが、夫の使命となりました。
母の認知症のおかげで、私の仕事が増え😭、夫の活躍の場も増える😀こととなったのです。