『母の父に対する拷問』
読者のみなさん、寝る時は、電灯を消して真っ暗にしますか?、それとも、豆電球を点けますか?まさか、電灯を明々と点けて寝る人はいないでしょう。(オバケが怖い人は別ですが…。👻)
父、母の寝室は、朝まで電灯が明々と点いています。これは、母の仕業です。
警備隊長の父は、私たち家族の迷惑をかえりみず、「もったいない。」の名の下に電気という電気すべてを消して回ります。ただ、自分たちのいる居間と寝室の電灯は明々と点けているのですが、父も人の子、寝る時は、居間と寝室の電灯を豆電球にします。😌
(父の「もったいない」精神でいけば、居間の電灯を豆電球にせず、消すべきなのですが、認知症の人の行動に「何故?」を考えてはいけません。本能のおもむくままなのです。)
居間と寝室の電灯を豆電球にし、父の警備隊長としての業務が完璧に終了したと思いきや、その完璧な仕事に母が異論を挟むのです。
母が怒って、興奮しだすのを避けるため、父が折れます。かくして、寝室の電灯が明々と点けられるのです。
さすがに、母は、寝床を抜け出して、居間の電灯を点けに行くのはめんどくさいらしく、居間の電灯はそのままです。
夫が戸締りの確認をしている際、母から居間の電灯を点けてほしいというリクエストがあるのですが、夫は聞こえないふりをして無視しています。
ただ、父が機嫌が悪いときは、折れないので口喧嘩となります。そうなると、母が興奮し、ずっと父の悪口を言うことになるのですが、これが結構、うるさい(私からすれば、うっとうしい。)のです。😰
父は、母の言う通り電灯を点ければ明るくて眠れず、怒って電灯を点けなければ、母の悪口がうるさくて眠れないという拷問 ☠ のような夜となるのです。😭
そのせいか?、することがないからか?父は、日中、横になっていることが多いように思います。
『夜中の電灯をめぐる攻防戦』
父があまりにも可哀想なので、母が寝静まった頃を見計らって、夫が寝室の電灯を消しに行くのですが、いつの間にか、また、電灯が明々と点いています。
父は、夜中、何度もトイレに行くので、その際、寝室の電灯を消しているみたいなのですが、いつの間にか、また、電灯が明々と点いています。
この電灯をめぐる攻防は、毎回、母の勝利で終わるのです。
いったい母は、夜中、何回、目を覚ますのかと不思議でたまりません。😓
こうして、今夜もまた、父、母の寝室は、不夜城と化すのでした。