『被害妄想が1日の活力源?』
父・母の毎朝の日課は寝床での会話です。
本人たちは、小声で喋っているつもりなのでしょうが、二人とも耳が遠いので、大声になっています。日課は、夫が出勤のため家を出る時間(朝、6時頃です。)に行われます。大声なので、父、母の会話の内容は夫に丸聞こえです。(会話と言っても、ほとんど父が喋っているのですが。)
要は、母を病院に連れて行くということで、病院と結託して?夫がお金をくすねていると疑っているのです。どうも、母が病院に連れて行かれることを問題にしているわけではなく、そのことを利用して、夫がお金をくすねていると思っているようです。
夫の名誉のために言っておきますが、夫は、病院での支払いの際、財布からお金を出すところを見せて、領収書とお釣りを説明しながら、渡しています。
(私も何度かついて行ってるので断言できます。って、読者のみなさんに断言しても…。)😭
日課の会話はまだ続きます。
二人の会話は、父の大きなため息で終わります。(ため息をつきたいのは、夫の方です。)😤
私の家族の名誉のために言っておきますが、父と母は、2か月に1度、お互いの年金を下ろしに銀行に行きます。そして父は、そのお金をどこかに隠すのですが、その隠した場所を忘れ、ない、ない、と騒ぐのです。ないからには、家族が盗ったはずだとなるわけです。
夫は出勤の際、このような会話に見送られて家を出るのですが、何か悲しくなるそうです。
父、母は、家族と話をする際、こういったことを一切、言わないのですが、父がお腹の底でそのように思っているのかと考えると、いい気がしません。(母は、朝の会話を忘れていると思いますが…。)
『認知症は男性の方が手に負えない?』
母は、要介護1の認知症で通院していますが、物忘れがひどくなり、怒ったり、泣いたりと、情緒不安定になっています。😥
父の場合、確実に認知症と思われるのですが、何と言って病院に連れて行くかを考えると、憂鬱になり、ついつい、そのままにしています。父も物忘れがひどくなり、お金に対する執着心や猜疑心が強くなり、怒りっぽくなりました。😰
困ったことに、お金に対する執着心や猜疑心が強い状態で、物事の判断能力は、そこそこキープされています。😱
そのため、「二人で銀行に行くの危ないから、代わりにお金下ろしてこよか。」といっても、「騙される」という判断能力が働くのか、「うん」と言いません。市役所等から大事な書類がきても、同じく「騙される」という判断能力が働くのか、私たちに見せずに、書類をしまい込んで、そのことを忘れてしまいます。
このような状態が続くうちに、父は、段々と家族に疎んじられるようになってきました。
認知症って、つくづく因果な商売(いやいや、病気)ですよね。