認知症・母のやんちゃ!

   (最終更新日:2018.02.12)

38.お正月と認知症の父・母

『もう、いくつ寝るとお正月 ♪♪♪』

お腹空いたぁ。ごはん何もない。

新年の始まりである元旦の早朝、1階で騒ぐ母の声で目覚めました。(ちなみに、私は2階で寝ています。)元旦の朝ぐらい(朝も?)ゆっくり休ませてよ。😣
やれやれと起きだし、お雑煮の準備をしだしたのですが、母があまりにもうるさいので、夫が母をなだめに下りていきました。

今、お雑煮の準備しているから。いつも、お正月の朝はゆっくり目やろ。

えっ、今日はお正月か?。おじいさん、今日は、お正月か?。

31日もまだやのに、お正月と違うやろ。

昨日、年越しそば食べたやろ。新聞、見てみ。1月1日やろ。

わー。今日、お正月や。

…。

母は、認知症がひどくなってからというもの、小さな子どものような反応を示すのですが、父は、状況が飲み込めないのか、気に入らないのか、黙り込んでしまいます。

あんたら、朝早くから大きな声でテレビつけてたやろ。テレビで何度も、新年の挨拶してたやろ。覚えてないの。

父、母が毎日、日と曜日を確認できるよう、新聞をテーブルに置いていますが、それも意味をなさないようになってきた気が…。😥

『義妹さん、消滅』

お正月、早々、今年1年を暗示するような会話をしたあと、朝食の席でのことです。

明日、○○(夫の妹。)来るからなぁ。○○、わかるやろ。

知らん。

○○、まだ生きてたんか。

可哀そうな義妹さん。両親の記憶から消えてるなんて…。それにしても、「まだ生きてたんか。」とは。普通、あんたより長生きするわ!。

母の記憶から実の娘は完全に消滅しているみたいです。事実、義妹さんが来たとき、××(母の実家。)から来たんか?と何度も繰り返していたので…。😥

父はと言うと、多分、自分の兄弟と間違っているのだと。母と同じく、記憶から実の娘は完全に消滅しているみたいです。義妹さんが来たとき、ニコニコとしていましたが、これは、お土産に持って来てくれた「お寿司」が嬉しかったのだと思います。何故なら、ニコニコするだけで、一言も喋らなかったので…。😰

義妹さんには、夫が事前に、覚えていないだろう、という連絡をしていたので、ショックはなかったみたいですが、一緒に来た姪っ子は、ショックを受けていました。

この数時間後、年末にお鏡を破壊した母が、今度は、しめ飾りをゴミ箱に捨てるという暴挙に出たのです。もしかして、母は悪魔の化身で、年神様が来る正月が大嫌いなのかも…。悪魔祓いはまだまだ先になるような気がします。😱

認知症が進んでくると、月日がわからなくなります。そして、今日は何日で何曜日やろということになるので、当日の新聞を置いておくことが一番かと。その場合、必ず、前日までの新聞を片付けておきましょう。混乱しないように。

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