『母は認知症』
母の病院(認知症)への通院1回目は、いろいろあって、予約時間を少々遅れての診察となりました。😓
今回は、前回の認知症検査の結果が出る日です。医師から母のMRI画像を見せられ、海馬が萎縮していて、アルツハイマー型の認知症である旨を告げられました。
海馬(かいば)とは、脳にある器官で、記憶や空間学習能力を司るそうです。簡単に言うと、物覚えが悪くなり、物事の判断がつきにくくなる、ということではないかと。ちなみに海馬の形がタツノオトシゴに似ていて、タツノオトシゴを海馬と言うことから、この名前が付いたそうです。
母のMRI画像では、海馬の回りが黒くなっていて、その黒くなっている部分が、海馬が小さくなってできた隙間だそうです。
もともと、母が認知症だと思って、「物忘れ外来」を受診させたので、医師に「認知症」と告げられてもショックはありません。物珍しい物を見るように、MRI画像を眺めていました。この時は、すごく近い将来、苦難の日々が訪れるなど露知らず…。😔
この時、医師に言われたのは、認知症の進行を早めないよう、本人にストレスを与えないこと。
本人にストレスを与えないって、母がしでかす「やんちゃ」を笑顔で受け入れること?
本人のしたいようにさせてあげること?
『認知症の薬』
認知症と診断された母に、次の薬が処方されました。
- イクセロンパッチ 4.5mg
インターネットで調べると、アルツハイマー型認知症の進行抑制に使われる薬だそうで、有効成分を皮膚から吸収させる貼り薬だそうです。(正確ではないかも。) - オルメテック錠 20mg
こちらも、インターネットで調べると、通常、高血圧の治療に使われる薬だそうです。(正確ではないかも。)
イクセロンパッチについては、母は、薬をちゃんと飲まないだろうなあという確信?があったので、貼り薬にしてもらいました。無理やり薬を飲ませることはできなくても、貼るぐらいならできるだろうと思ったからです。😔
イクセロンパッチは、その後、4.5mgから9mgとなったのですが、ある日、突然、「貼っている部分が痒いからもう貼らない。」と言い出しました。貼っていた部分を確認したのですが、皮膚が赤くなっている様子もありません。痒いと言うので、軟膏を処方してもらってもダメでした。
結局、本人が痒いと言う以上、どうしようもないので、貼り薬から錠剤に変更してもらいました。
もう一つの、オルメテック錠は、まったくと言っていいほど、飲んでいない状態(心配していたとおりです。)だったので、イクセロンパッチを錠剤に変えて、いかにして飲ませるか、頭の痛い問題です。😓
この時点での処方薬は、イクセロンパッチ 9mg、オルメテック錠 20mg → アリセプトD錠3mgとなりました。
インターネットで調べると、アリセプトD錠も、認知症の症状が進むのを遅らせる薬だそうです。(正確ではないかも。)
母からすれば、「元気やのに、なんで病院に連れて行かれたり、薬飲まなあかんの。」となるわけで、認知症であるがゆえ、理屈で説明できないのは、困ったことです。
いかに病院に連れて行くか。いかに薬を飲ませるか。悩み出せば、きりがありません。
「なんくるないさ〜。」