認知症・病院&介護

   (最終更新日:2018.01.13)

3.母の病院(認知症)デビュー(後編)

『「物忘れ外来」での診察』

すったもんだの末、母の病院デビューが実現しました。
病院には、父も同伴です。父、母ともに一人で行動することはなく、ほとんどの場合、いっしょに行動します。仲がいいことは結構なことなのですが、連れていく方からすれば、操縦不能者がダブルとなるわけで、倍、神経を使うことになります。😅

「物忘れ外来」での診察は、まず、日常生活や体の具合に関する問診から始まり、認知機能テストへと進みます。
認知機能テストとは、主に記憶力を中心に認知機能の障害の有無を大まかに検査するもので、医師の質問に対し、患者が答える形式で行われます。
私の記憶している限り、母の場合は、次のような内容だったと思います。

  1. 今日の季節、年月日、曜日を答える。
  2. 自宅の住所を答える。
  3. 思い浮かぶ物の名前を3つあげ、少し時間を置いてから、その3つの名前をすべて答える。
  4. 簡単な引き算をする。
  5. 時計や鉛筆を見せられ、その名前を答える。
  6. 鉛筆や輪ゴムなどを見せられ、少し時間を置いてから、何を見せられたのかすべて答える。
  7. 最初から円が描かれている紙に、時計の数字(1~12)を書き込む。
  8. 7で描いた時計に、言われた時間の短針と長針を書き込む。
  9. 立体図形が描かれている紙を見せられ、その図形を別の紙に書く。

母がテストを受けている最中、いっしょになって、夫も私も心の中で答えていたのですが、今日が何日かわからず、見せられた物もあまり覚えていないという結果でした。😱

もしかして、夫も私も認知症?怖すぎる!

『MRI検査で問題発生』

認知機能テストが終わると、次はMRI検査です。
MRI検査では、脳にある海馬と呼ばれる箇所の萎縮具合を見ます。🧐
海馬の萎縮が進んでいれば、認知症が進行しているということらしいです。通常、MRI検査は、後日、ということになりますが、母を病院に連れていくには、途方もない労力を要するので、頼み込んで、その日に実施してもらいました。
このMRI検査が後々まで、たたることになるとは…。😥

とほほ…。

母は、MRI検査がどのようなものなのかわからず、検査室に入っていったのですが、戻ってくるときは、ストレッチャーに乗っていました。びっくりして、看護婦さんに尋ねると、検査は無事終わったのですが、起き上がれなかったそうです。
しばらくして、元気を取り戻したのですが、それからが大変でした。

よくも騙してドラム缶の中に入れたな。まだ、頭がキンキンするわ。もう二度と病院に行けへんからな。

超お怒りです。
う~ん。これからの通院に暗雲が…。

年寄りは、MRIという近代文明が苦手なのかもしれません。でも、認知症の診断には、MRI検査は必要だし。本人には、それと告げず、検査室に入ってもらいましょう。それで、病院に行くのが嫌になったら?それは、その時に考えましょう。(ちょっと、無責任かも…。)

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