認知症・母のやんちゃ!

   (最終更新日:2018.02.1)

30.哀れ宅配弁当

母の認知症による近所への徘徊行動や郵便物を仕舞い込んで忘れるという行動の防止策を講じた結果、することがなくなった母は、自分たちの夕食の宅配弁当に興味を持ちました。始めは、配達されたお弁当を受け取るだけだったのですが、あろうことか、そのお弁当を…。

母の新たな暇つぶし(みったん、推奨!)

門扉と車庫の扉を施錠され、ご近所さん訪問ができなくなったなった母は、郵便受けから郵便物を取り出し、どこかに仕舞い込んで忘れてしまうか、ゴミ回収に出す新聞の中に紛れ込ませてしまうようになりました。
そのため、郵便受けを施錠したのですが、郵便受けのフタを破壊してまで郵便物を抜き取るという暴挙に出ていました。

数週間が過ぎ、門扉と車庫の扉の施錠と、郵便受けの施錠に母が慣れて?、やんちゃをしなくなりました。(郵便受けは、ときどき、施錠したフタをこじ開けようとした形跡が見られますが…。😓)

次に、母が、暇つぶしの手段に選んだのは、宅配弁当の受け取りでした。
我家では、両親の夕食の時間が早いこと(17時頃)、夫の帰宅や子どもたちの塾などで我家の夕食の時間が遅いこと(20時頃)、お互い食事の好みが違うことなどから、両親の夕食は宅配弁当を頼んでいます。

宅配弁当を配達してくださるおじさんはとても良い人で、認知症の母の話し相手をしてくださいます。
母は、宅配弁当が来る頃になると、門扉の前で配達してくださるおじさんを待つようになり、少しの時間、おじさんと会話することが日課となりました。

なんと、のどかな日々でしょう。🤣 このような母の暇つぶしであれば、大・大・大歓迎です。

母の新たな暇つぶし(みったん、不推奨!!)

でも、その、のどかな日々は、ある事件で一変しました。(まあ、ずっと、のどかな日々が続くようなら、ブログのネタにはならないのですが…。)

ある日の夕方、1階から「食べるものない~。」という母の嘆き声が聞こえます。
1階に下りて母にどうしたのかと尋ねると、「お弁当が来ない。」ということです。その日もお弁当を配達してもらっていたので、お弁当は来ているはずです。(私に幻聴が聴こえない限りは…。😓)
母にことの詳細を確認しても無駄なので、お弁当を捜索することとしました。🧐

出てきました。お弁当が。ゴミ箱の中から。それも開封して、中身を出した状態で。😱

母の仕業以外には考えられません。

その場には、父もいたのですが、何も言いません。(もう、お弁当の管理ぐらいしてよ。あんた(父)のお弁当も捨てられてるんやで。😠)
仕方なく、ありあわせで、両親の夕食を作ってその日は切り抜けたのでした。

翌日の夕方、またまた、1階から「食べるものない~。」という母の嘆き声が聞こえます。
今度は、未開封のまま、ゴミ箱にお弁当が捨てられていました。幸いにも、未開封だったのでお弁当を食べることができましたが…。

母が、門扉の前で宅配弁当の配達を待ち、お弁当を受け取って、配達のおじさんと会話することは大歓迎です。
でも、そこに、受け取ったお弁当を捨てるという行為がプラスされることは、大迷惑です。

翌々日、母がお弁当を受け取るときに立ち会い、私が1階の冷蔵庫にお弁当を入れました。また、私の仕事が増えたのです。😢
少し時間が経って心配になり、冷蔵庫を確認しに行くと、やはり、お弁当が消えていました。その所在は、またまた、ゴミ箱に…。

仏???の私でも、さすがに我慢できなくなり👹、母を問い詰めると「捨てろと言われてん。」とのこと。
またまた、母の幻聴です。母の幻聴によく登場する「近所の人」に言われたのかと尋ねると、違うようです。
どうも、母の幻聴に、新人さんが登場したみたいです。「近所の人」と同じく新人さんも、母にろくなことをしゃべりません。(まったく…。😰)

もう、これといった解決策がないので、私が宅配弁当を受け取り、夕食まで2階の冷蔵庫で保管しておくこととしました。
またまた、私の仕事が増えたのでした。😢😢

何故、母が夕食のお弁当を捨てるようになったのかは謎です。自分たちの食事を捨てるという行動は、ある意味、自殺行動ですよね。認知症、まか不思議です。



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