『怒りっぽくなった父』
母が認知症と診断されてから1年後、父も病院の「物忘れ外来」を受診してもらうこととしました。
父の物忘れがひどくなったことと、怒りっぽくなったことからです。😡
物忘れがひどいのも問題ですが、すぐ怒るというのが大問題です。家族のストレス溜まりまくりです。
例えば、
最初から怒鳴り口調で答えてくるので、話しかけるのも嫌になってきます。
ですので、これ以上ひどくならないよう薬の力でなんとかと思い…。
ただ、父の病院デビューには大きな壁が立ちはだかっています。母の場合と同様、いかに病院に連れて行くかです。
そこで、考えついたのが、「本人が気付かないうちに受診!」作戦です。🤗
『「本人が気付かないうちに受診」作戦開始!』
父は、母が「物忘れ外来」を受診する際、いつもついて来ます。診察室の中まで。
おまけに、外面はいいのです。これを利用しない手はありません。😈
事前に医師に事情を話し、母とセットで診察してもらうこととしました。
母の診察が終わると、同席している父に、日常生活や体の具合に関する問診や、認知機能テストを実施してもらいました。
父は、何故、自分がそういうことをされているのかわからず、内心、怒っていたと思うのですが、そこは、外面のよさが幸いして、無事、診察を終えることができたのです。
私の作戦、大成功です。我ながら、頭脳の良さに惚れ惚れします。😊
案の定、診察室から出てきた父の機嫌は最悪でしたが…。
ところが、大きな問題を忘れていました。MRI検査です。こればっかりは…。
我ながら、頭脳の悪さには嫌気が指します。あれっ?。😓
父にMRI検査の話をすると、すかさず母の横やりです。
結局、医師に事情を説明し、CT検査で判断することとしてもらいました。
夫の脅しが効いたのか、ドラム缶に入らなくても良くなったからか、父は、しぶしぶCT検査を受けることに同意しました。
こうして、CT検査も受け、診断結果は、やはり、アルツハイマー型の認知症でした。
そして、念願の薬を処方してもらったのですが、さらなる大きな大きな壁が待ち受けているのでした。